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日々のあれこれや季節の移り変わりなどをお届けします


by kanoko34
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感謝

尾瀬縦断の旅の始めに少しは尾瀬についての知識も頭の隅っこに入れてなどと、時折、書店の本をのぞき、本を買い求めたり、パソコンで検索したりと断片的ですが、調べてみていました。
実際に尾瀬を歩き、尾瀬の風景を楽しみながら、頭の隅っこに入れた筈の尾瀬にまつわる私なりに調べた事柄は、尾瀬の風に吹かれ、景色に見とれ、田吾作トリオからは遅れまいと歩く中、そんな事は頭の隅に眠ったままで、ただただ楽しく歩いていました。

私の断片的な資料は帰路のバスの中、また帰って来てから改めて眺めたガイドブックや写真を眺めながらの景色の中からゆっくりと、尾瀬誕生、湿原の歴史、貴重な湿原の植物、尾瀬の自然、保護、に力を入れている東京電力の事などが改めてが思い出されました。

このため息のでる様な豊かな神秘的な自然はダム建設案、道路建設案など、幾度となく開発の危機にさらされた尾瀬を守り、守り抜いてきた来た長蔵小屋の歴代の主の努力、又多くの人々の努力で守られ、これが基盤となって尾瀬から日本の自然保護運動が全国に広がって行ったとの事など等。
誰でも参加できる。・グリーン・ボランテァ=目に付いたごみを拾い集める。ブナ植林・下草刈りのボランテァ等等、石鹸、歯磨き粉の使用禁止。入山口に「種落としマット」、植生回復で湿原を守る、など等。
そして、トイレの高機能浄化、トイレの浄化のためのクリーンエネルギーの太陽光発電など。さまざまな規制、努力がなされているとの事。
広大な尾瀬の70パーセントを東電が保有、75キロにも及ぶ木道の20キロは東電が管理、10年で老朽化される木道は毎年2キロ程(重さにして約170トン)づつ作り変えられている。
この作業はすべてヘリコプターを使用。
この廃材は2005年4月から再生紙「尾瀬の木道エコペーパー」としてリサイクルされ、東京電力が発行するパンフレット、名刺、等に使われているとの事。(Graph TEPCO、6月号より)
毎月送られて来る Graph TEPCOを改めて手に取りえっ~あの木道が・・・!!この紙になっているの!(2005年の6月号は環境保全、尾瀬物語の記事がありました)

私に感動的なさまざまな景色を見せてくれた初めての尾瀬縦断ハイキングは、その昔から尾瀬の自然を愛し、感動をし、この素晴らしい自然環境、景観を後世に伝えようと、長年に亘るさまざま地道な努力を重ねてきた人達の私達へのかけがえのない贈り物。ここを訪れた私に出来る事は、入山の規則を守り、そうして残された木々、草花、動物、水、空気、、など貴重な尾瀬の自然を楽しめることに感謝をする事と思います。

(次に続く)

by kanoko34 | 2005-06-13 18:48 | つれづれ言葉